みーしゃの月と星がたり

知識のない人でも楽しめる占星術エッセイめざします

2022年秋分図にて三国(日米露)の運勢を見る【マンデン占星術】

半年前の春分の日に日米露の三国の運勢を見る記事を書きました。

michatetoile.hateblo.jp

その時に春分の日というのは占星術において新年に当たり、一年の運勢を見ることができるとも書きました。

春分の日が一年の始まりなら、その半年後の秋分の日は折り返し地点です。

春分の日をもとに鑑定した結果は今も活きていますが、折り返し地点である秋分の日のホロスコープもこれから半年間の運勢を見るのに役に立ちます。

 

この前と同じように三国それぞれの運勢を見てみましょう。

 

 

東京2022秋分

東京の2022年度の秋分図です。

太陽と水星が天秤座で合、乙女座の金星も同じく合です。

太陽自体が権力者や国家元首、それが政府や与党を表す10室に入っています。それに対してマスコミなどを表す水星や、経済界や若い女性を表す金星が寄り添っている形となっています。

その塊に魚座海王星牡羊座木星が180度で対向。

海王星木星も宗教勢力を表す時があるので、なんだか安倍元総理の国葬についての騒ぎを連想させますね。木星が社会に広く認知されている穏健な宗教を表すなら、海王星はちょっとオカルト的で怪しげな新興宗教といったところでしょうか。

 

これらの軸に山羊座冥王星(日本の手におえない強大な力)と牡牛座の天王星(改革)がそれぞれ調停し、カイトという座相を描いています。

カイトはグランドトラインの穏やかさにオポジションの葛藤が加わり、グランドトラインは活性化され、オポジションの激しさは中和されていきます。

私は日本のマンデンホロスコープを見る場合、冥王星アメリカと解釈することが多いのですが、元総理の国葬騒ぎ、アメリカにとっては政府のやることを好意的に見て支援しているという感じでしょうか。

 

ワシントン2022秋分

お次はアメリカの首都ワシントンDCの秋分図です。

こちらは5室に太陽と水星、6室に金星があり、対向する海王星は11室、木星は12室となっています。穀物生産高(5室)や労働(6室)などに政府そのものの関心は向いているようです。

特徴的なのはワシントンの場合、ASC(東の上昇点)に改革の星天王星がかさなっています。1室、とくにASCラインというのはそのものん顔というべきものを表しており、それが改革を余儀なくされていくということです。

また4室(マンデン占星術なら国土や気候)の初めのICラインに民衆や国民感情を表す月が重なっています。領土や気候災害に置いて国民の関心を引く事柄が起こるということなのかな?それが水瓶座10室の土星(苦難)、及び、牡牛座1室の天王星(改革)とTスクエアを取っているのも気になるところです。

 

モスクワ2022秋分

ロシアの首都モスクワの秋分図です。

ロシアの方は1室に太陽(および水星と金星)が入っているので、国家元首(つまりプーチン)がぐいぐい主張していくのかな。

逆に国民感情を表す月は12室にあります。隠された部屋とも言われ、表には表れにくいのですが、争乱やテロをも表し、そういう手段で抵抗していくということでしょうか。苦難の土星や改革(場合の寄っては国粋主義的な右派)が厳しい角度を取っているので、国民の意志をうまく表現し通すことは難しいかもしれません。

 

余談、今更だけどロンドン春分図の話

最後に今更になってしまうのですが、イギリスの話です。

こちらは半年前のロンドンの春分図です。

 

マンデン占星術では太陽は権力者や国家元首を表します。

それが死の室8室にあるということは、国の顔というべき重要人物の死の予兆となってくるのです。そのままドンピシャだったのには今更ながら驚きました。

海王星も8室にあるので、眠るような穏やかな死だったのでしょう。

 

ちなみに安倍元総理が暗殺された日本ですが、東京の春分図の8室に重要な天体は入っていませんでした。安倍さんはすでに総理の座を降りておられたので、国の顔や権力者を表す象意には当てはまりませんから。

しかし異常事態を表す冥王星が1室にありました。

 

それではまた<(_ _)>。