本日2022年7月8日午前11時25分ごろ、奈良県で選挙のための街頭演説中、安倍晋三元総理が何者かに銃撃されました。
犯行当時の鑑定
犯行当時のホロスコープです。
天秤座の月(1室)・山羊座の冥王星(4室)・牡牛座の火星(8室に近い7室)がTスクエアを形作っています。
最も大きな破壊をもたらす冥王星と暴力を表わす火星の凶座相。
選挙遊説中の事件でした。天秤座の月はコロナ禍やもろもろのことに対する審判となる選挙において、与野党どちらに投票すべきかはかりにかけていた国民の気持ちが現れていたのでしょう。それが冥王星や火星とともに凶座相を形作っていますので、この件で大きく国民の心は揺さぶられています。
また特徴的なこととして、死と遺産を表す8室に突発事項を表す天王星が入っています。この室にマレフィック(凶星)が入るのは国の重要人物の生死にかかわることが多いのです。国や権力者を表す太陽は天頂の10室にあり、天王星と吉座相なので、この事件は現政権にとっては選挙において有利に働く可能性が高いでしょう。
背景についてはいまだ明らかにされておりませんが、陰謀やテロ、あるいは隠れた敵を表す12室には天体が入っていないので、あくまで占星術的な読みではありますが、どこかの隠れた勢力による陰謀とかいうものではないと予想します。
安倍晋三氏のホロスコープ
9月21日乙女座生まれの方なのですね。
憲法改正を目指しており右派と呼ばれる方ですが、政策によっては党内や野党の左派的な意見を取り入れて調整することもされていたところに柔軟宮らしさがでていました。
あとこの方は蟹座の月・木星・天王星、天秤座の水星、海王星、さらに山羊座の火星と活動宮過多の人です。総理時代にはあちこちに外遊にいったりじっとしていない性質はそこからきているのでしょうね。
冥王星から見る安倍氏の政治家としての変遷
冥王星とは社会を根底から変えるラスボス級のパワーがあると、今までにも何回か記事で書きました。
この冥王星の動きと安倍氏の政治家人生が見事なまでにリンクしているのが、占星術においてみて取れます。
安倍氏が首相に就任したのは2006年9月20日、第一次安倍内閣ですね。
その翌年の2007年9月25日に辞任を表明し、わずか1年の短期政権となりました。
当時の冥王星は射手座の24度から26度で、安倍氏の乙女座の太陽とスクエアを形作っていました。冥王星と太陽のスクエアは今まで築いてきた基盤を外的な力で破壊される象意です。
世間一般の味方ではそこで安倍氏の政治生命は終わったかに見えました。
ただこの方の場合、先ほども書きましたが活動宮に多く天体があり、それゆえ次の冥王星山羊座時代には何らかの形で復活し、良きにつけ悪しきにつけ何らかの影響を与える立場になるのでは、と、いまさら言っては、後だしジャンケンぽく聞こえるかもしれませんがその当時予想していていました。
そして冥王星山羊座時代が始まったばかりの2012年に本当に総理として返り咲いたのには、我ながらびっくりしました。
山羊座と乙女座は同じく地の星座です。
ラスボス天体冥王星が射手座の時代と違い、今度は乙女座の味方となって後押ししてくれたのが、歴代最長の長期政権を築くことができたゆえんでもあるのでしょう。
意外だったのは、安倍氏の場合、乙女座の後半の生まれなので、山羊座のラストに冥王星がかかっている今が一番、その加護が強まっている時なのです。
その時期(コロナ禍の真っ最中)に退任するとは。
しかし、党内での影響力は絶大で影の大ボスとして影響力をふるうだろうな、と、思っていたら確かにその通りでした。
たださらにその時期に暗殺されるとは。
でも政治的な影響力は、皮肉ですが、それゆえに最大限に強まったといえるかもしれません。
この記事を書いている途中に、安倍氏死亡の報道がなされました。
ご冥福をお祈りいたします。
それではまた<(_ _)>。