「宇宙」を舞台にした壮大な漫画『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』の作者として有名な松本零士さんが亡くなられました。
数多くあるアニメの中でも松本零士さんの作品は独特で、自分は子供のころ本気で、今度生まれ変わったら(現世で生きている間に実現不可能なので)、ぜったい999に乗りたい、と、思っていました。
今思えば999には寝台車もなく、ずっと座ったままなので、宇宙旅行ならもうちょっと乗り心地のいい乗り物のほうがいいかな…。
それはさておき、松本零士さんのネイタルのホロスコープを調べたところ、これがまたなかなか素晴らしいアスペクトなど有しておられました。
太陽は水瓶座で金星と合。
その軸を魚座の火星と牡羊座の土星が調停してますので、エネルギッシュかつコツコツと努力して成果を上げる人です。
火星と土星の合ですが、アクセルとブレーキを一緒に踏んでいる状態になります。
攻撃性(火星)はあれどそれを抑圧(土星)するのです。
松本さんの漫画を見ていると、自分から戦いを挑むというよりも、自分の星を攻撃されたから、自分の大事な人を殺されたから、と、我慢に我慢を重ねた後で爆発して戦いが始まることも多いです。
『銀河鉄道999』では、主人公の星野哲郎が母を殺された敵を討つために機械人間を殺しに行ったところとか、『宇宙戦艦ヤマト』でも、ガミラス帝国に攻撃され人類滅亡の危機に瀕してから、ヤマトがそれを救うためにイスカンダルに出航したりね。
作品の中の戦いのストーリーに火星と土星の合らしさが出ているとも言えますね。
山羊座の水星が牡牛座の天王星とトラインなので、興味の対象が風変わりで革新的なものとなります。
人気運を表す月は蠍座に会って、その火星&土星、および冥王星とグランドトライン。
月は心の中の母像も表しますが、それが蠍座にあり、しかも蠍座の守護性冥王星ともアスペクトを作っているので、描かれる女性像は謎めいた感じに、そして水の星座でグランドトラインを形作っているので、しっとりとした感じの美女が理想なのでしょう。
乙女座の海王星ともセキスタイル、海王星は夢幻的な雰囲気を付与させる天体です。
心の中の恋人像を表す金星は水瓶座なので独立的ですが、これもまた月と同じく冥王星とアスペクトを形作っています。
それらを総合するとメーテルさん、そのものやん。
それではまた、あらためて松本零士さんの冥福をお祈り申し上げます<(_ _)>。