冥王星は十天体の中でもっとも公転周期が長く(248年)、人の心の深いところに働きかけ世界を根底から変えていく天体です。
その時に位置する星座のテーマを極限まで追求し、破壊したのち再構築していきます。
現在冥王星は山羊座の後半にあり、2023年3月24日から水瓶座に入ります。
「風の時代」とか「水瓶座時代」とか占星術界隈では言われて久しいです。
期待感の高まりをひしひしと感じます。
「風の時代」に関する記事はこちらです👇。
ただ、水瓶座=平和というと、本当にそうだろうか?と、最近首をかしげます。
確かに風の星座って自分から喧嘩売るイメージはないです。
しかし水瓶座は不動宮です。
自身の理念は決して譲らないところがあります。
地球上のそれぞれの気候風土と歴史に根差した常識や不文律、それに基づいた社会体制づくりなどは山羊座の得意技でした。
そこから飛び出して、地球というか、人類というかその大きなくくりの中で共有できる理念を作り上げて重んじるのが水瓶座です。
土着のローカルルールを重視しないというだけで、自分たちが作り上げた「普遍のルール」に対するこだわりは強いです。
これまでの冥王星山羊座時代までは通用した「日本なりの男女の役割」の問題とか、そんなことを世界に向けて発信したところで今まで以上に通用しないし、大目に見てくれることも少なくなるでしょう。
東京五輪の前に起こった森元総理の「女性蔑視発言」。
世界に向かって開催される五輪で、女性という片一方の性別を、個人の限られた経験と偏見のもと一般化し貶める発言をしたんじゃね💦。
その流れを認めたがらない者たちがしきりに「発言の切り取り」と、主張してきましたが、そういうレベルのことじゃなかったんです。
申し訳ないけど、森元会長はそれ以前にも女性の政敵を貶めるために似たような発言をされていたし、子供を産まない女性を「わがまま」扱いもしていました。
それぞれに事情があり産まない、産めない選択をしているのに、そもそも日本を子育てしやすい国にするという政治家としての役割は果たしてない人たちが、そのような発言をもてはやし、彼が権力のトップにいることを支持してきたのですよね。
まあ、日本の元総理にして会長であった人物の「女性蔑視発言」問題だけならば、国内外の言論が少々にぎやかになるだけで済みました。
そして香港などでの言論弾圧などの問題。
今から約一年ほど前、米国のバイデン大統領が中国の習近平と会談において、中国の人権侵害を「それぞれの国の異なる規範によるものである」と、擁護しているとも解釈できるコメントを発表し、それに対し米国内のメディアが非難しました。
その中の一文('ω')ノ。
人権問題は全世界の普遍的な基準によって判断されねばならず、『中国ならではの人権』という概念は許されない
めっちゃ水瓶座らし~い!
確かに今まで金儲けのために中国の人権問題に目をつぶりすぎていたところはありますよね。金儲けの方を優先してきたってこと自体「土の時代」らしいといえばそれまでなのですが、これからの「風の時代」には、中国には中国の人権感覚がある、という形の主張をしたところで全く通用しなくなるでしょう。
そういったことにいったん目をつぶって開催されている北京五輪。
そしてその後の世界は一体どうなるのか?ウクライナ問題もキナ臭いですね。
いずれにせよ、冥王星の辞書に「中庸」という文字はありません。
それではまた<(_ _)>。