本日6月21日は夏至です。
驚くことに戦国時代の始まりとなった応仁の乱(応仁元年5月20日)や、織田信長が討たれた本能寺の変(天正10年6月2日)など、戦国時代に重要な出来事が、西洋歴に直すとどちらも本日6月21日に起こっているのです。
これはなかなか興味深いということでホロスコープを作ってみました。
今の時代だと6月21日が夏至ですが、400年以上前だと数日先になるので太陽はふたご座の最終度数のあたりに来ています。
(夏至とは太陽がかに座に入った日を言います)
みずがめ座の月、木星、天王星とトラインとなっており、時代そのものは変革の希望に満ち溢れ、庶民もそれを好意的に見ていたと思われます。
ただし牡羊座前半の冥王星とはスクエアとなっております。何らかの強制的な力が働いていくアスペクトです。
上のホロスコープでは起こった日付は早朝とも未明ともいわれているので、暫定的に朝の4時ごろにしています。
時間においては若干前後すると思いますが、太陽が夜明け前だと1室にあることが多く、そうなると、その日の天体図では水星や金星、場合によっては火星も、陰謀をつかさどる12室に入っている可能性が高いです。
陰謀の星に入っている天体、水星なら知識人や文官、金星なら若い女性や文化人、火星は戦士(武士)などをつかさどりますが、私としてはおうし座の金星がみずがめ座の月、木星、天王星とスクエアになっているのが気になりますね。
信長は天文3年5月12日生まれ、ユリウス暦では1534年6月23日です。
西洋暦に直すと誕生日の二日前に襲撃されたのですね。
気になったのは本能寺の日にホロスコープでもあった太陽と冥王星のスクエア。
これが彼のネイタルの太陽とトランジットの冥王星で見ると、よりタイトなスクエアになるということです。
冥王星のスクエアは強制的な力で、社会的キャリアなどを終了させられたりする「挫折」のアスペクトでもあります。
信長のネイタルを見てみましょう。
太陽はかに座の0度、夏至生まれだったのですね。
他にも月・天王星・土星がかに座、身内意識の非常に強い人で、裏切りを許さないというのはその裏返しでしょうか。
特に月と天王星が合で、突発的な感情の変化があり、癇癖が強いとみられているのはそのせいか?また、かに座は過去にこだわる星座でもあり、佐久間信盛に対して行った折檻状で過去の恨みをつらつら書き上げたのはその表れかもしれません。
ふたご座の金星、牡羊座の海王星、みずがめ座の冥王星と木星は小三角を作っており、女性には優しくもてたのでしょうね。秀吉の妻のおねにも気遣いあふれた手紙を出していましたね。
こちらは同時代を生きた徳川家康に関する記事です。
そういえばNHK大河『どうする家康』は、家康の正妻築山殿と長男信康が、そろそろ信長の命で殺される展開になりそうです。
6月が終われば一年の半分が過ぎたことになるのに、まだ本能寺の変も終わってない、このペースで大丈夫なのか?
どうするつもりだNNK?
裏切りを許さない信長、という性格設定ですが、裏切られる原因を作っているのはあんただろ!と、言いたくなるようなエピソードが史実でもドラマでもかなり見られますからね。
大したフォローもしてくれないくせに妻と息子を殺さざるを得ない家康もたいがい悲惨だけど、明智光秀も信長のせいで実母が殺される羽目に落ちっていましたしね。
岡田信長と松本家康のからみをBL(ボーイズラブ)みたいに解釈する意見もあるけど、私は違う見方です。岡田演じる信長が嫌いなわけじゃないが、松本家康とからみ始めると成果主義のパワハラ上司の下にいる人間の悲哀を感じてつらいですわ。
見方は人それぞれですね。
それではまた<(_ _)>。