早いものでもう年の瀬。
今日は、来年のNHK大河ドラマの主役である徳川家康のホロスコープの記事です。
2023年度主演は嵐の松本潤さん。
1983年に滝田栄さんが主演で徳川家康を演じられ、それから実に四十年ぶりです。
その時は山岡荘八さん原作を使われたのですが、第一話目で家康の誕生を、「寅の年、寅の月、寅の日、寅の時」の寅づくめで、なんとめでたい!と、家臣団が盛り上がっていました。
家康が寅年生まれなのは間違いないです。
寅年の来年の2023年の480年前の西暦1543年に家康は生まれています。
(480はちょうど12で割り切れますから)
しかし十二月は旧暦だと丑の月じゃないの?
寅の月は一月になっているのですけど?
旧暦だと天分11年12月26日生まれなのですね。
新年が近いから寅なのかな?
昔すぎて四柱推命で確かめようとしても対応する無料サイトが見つかりませんでした。
四柱推命はさておき、西洋暦に直した家康の誕生日のホロスコープを見てみましょう。
西洋暦(遡及グレゴリオ暦)にすると1543年2月10日が家康の誕生日だったのですね。
表面は穏やかに見えても強い権力欲と現状刷新力。
その二つの天体が獅子座の天王星(改革)と蠍座の土星(苦難)とTスクエア。
楽な人生じゃないですね。
強い国に挟まれた三河の小大名の子に生まれ、人質生活を経てようやく独立しても、信長や秀吉に常に難題を押し付けられながらもじっと辛抱する人生。
「人の一生は重荷を背負って遠き道をいくがごとし」
家康の遺訓ですが重い天体が不動宮でTスクエア。
よくぞつぶされず偉業をなしとげられました!
もう一つ家康の人生及び思想に影響を与えたであろうアスペクト。
太陽と冥王星に牡羊座の海王星がセミスクエア(吉)を形作っています。
調和的なアスペクトなので海王星の理想を実現する力があると言えます。
海王星の象意として「夢」「理想」などのポジティブな面と、「薬物」「アルコール」「宗教|など、使い方を間違えると人をダメにしてしまうネガティブな面がありますが、どちらも穢れ多き世の苦痛を軽減する作用があります。
海王星とは苦痛に満ちた現世の苦しみに対する救いを表す星でもあるのです。
徳川家康は戦の際に「厭離穢土 欣求浄土」の旗印を常に掲げていました。
これは「穢れた国土を離れ 浄土を求める」と、いう意味であります。
海王星の理想郷は心の中の天国といってもいいのですが、それを現実の世界にもたらそうとする意志が家康の中にあったということでしょう。
それから、妻を表す月が山羊座で、蠍座の木星や獅子座の天王星と小三角(吉)を作っていたのは意外でした。
家康の正妻は二人いました。
どちらも実家のしがらみから不幸ななくなり方をしています。
月というのは、プライベートな生活の中での配偶者や子供とのかかわり方を示すので、そういう意味ではおおらかで穏やかな接し方をする方だったのかもしれません。
彼女たちの不幸の原因は戦国の世における家同士の対立、いわゆる公的な事柄が主に原因です。
月は母も表しますが、家康の母の於大の方も家同士の方針が対立し、幼い家康を置いて実家に帰らねばなりませんでした。これも本人の性格がどうという事ではなく公的な要因が原因です。
小説では、特に築山殿の性格が権高で性悪に描かれていましたが、実際はそうでもなかったのかな?と、このホロスコープをみると思ってしまいます。
さて今年の大河の鎌倉殿はいよいよ大詰め。
そして来年の大河もかなり期待しております。
それではまた<(_ _)>。