今回は輪廻転生にまつわる話で、ちょっと気分が悪くなったエピソードをいくつか紹介いたします。
輪廻転生とは人がなんとも生まれ変わるという意味。
「輪廻」とは車輪がくるくる回るさまを意味します。
それが仮にあるとして、知る手段としては前回紹介したホロスコープなどによる占いの他、瞑想というものもあります。
ヒプノとかチャンネリングとかスピリチュアル系にはいろいろあるらしいけど、それらの区別って実は私はよく知らないです。
要するにみんな瞑想の類じゃないのって程度の理解しかないです。
一時それらの体験談の漫画をよく読んでいたことがありました。
ホラー系の漫画雑誌ですね。
朝日新聞社の『ほん怖』とか。
その『ほん怖』のスピリチュアル漫画の中から、今思えば首をかしげざるを得ないエピソードを吐き出させていただきます。
一つ目は姉妹差別をする母親の話。
姉はかわいいけど、妹の方はどうしてもかわいくない。
瞑想で見えたのが沖縄戦で、本人・夫・姉娘はその時も親子で、洞窟にこもっている時まだ赤ん坊だった姉娘が泣きだして、敵に見つかるから何とかしろと言った日本兵が妹娘の前世だった、仕方なく赤ん坊だった姉娘を殺し、自分も死んだ。
その時の経験から妹はかわいくない……。
話のつじつまはそれなりの通っているけど、人同士の関係の理由のわからぬ反りの合わなさとか、こじつけようと思えば歴史的題材なんて腐るほどあるのね。
オチは妹の方が薄々母親の愛情が薄いのを感ずいていたらしく家族の肖像に「ごめんなさい」なんて書くほどの痛ましさ。
姉妹差別したあげく、子供にそんな気を使わせておきながら、母親の方は理由が分かってすっきりとか、妹娘が薄々わかって謝罪してくれてすっきりとか…。
母親が差別して妹娘傷つけてきたことへの反省は一切描かれていませんでした。
なんか沖縄無罪かよってつっこみたくなるエピソードでした。
もう一つは家族全員仲がいいのだけど末の妹だけが反りが合わない家族の話。
姉の一人が妹がいかにわがままでという事、その妹がとある占い師に前世がお姫様だったからと言われて開き直っている、と、友人のスピリチュアル関係者に愚痴る。
そのスピリチュアル関係者(主人公)はお姫様だけど敵方だったみたいと言う。
その答えに「でもあの子治らないわね、お姫様(わがままだった)のが気に入っているから」なんて言い方をし、前世ですごい人物と言われてもそこに溺れたりしないようにみたいなことが教訓として〆られていた話だったのですね。
でも、私にはたった一人で敵方の人間の中に生まれてきたという子、もしそれが本当なら、そのわがままとけなされた子の方がかわいそうでした。
わがままっていうけど、高校生くらいの子が反抗的だったりするのは当たり前だし、敵方のその末娘憎しってことで、やることなすこと悪い意味にとり、欠点ばかり目についてその子のことを扱ってきたのではと疑わざるを得ないシチュエーションです。
家族全員で寄ってたかってその子を悪い色眼鏡で見ているかもしれない可能性には一切気づかなかった朝日新聞社(当時は朝日の子会社)の見識のおそまつさ!
(かなり前の作品ですから今は改善されているかもしれませんが)
言っておきますが、相談した人はいい人だから、なんて言い訳通りませんよ。
外でいい人でも家に帰れば違うってことはいくらでもあるし、家族の成員のうち、一人だけ仲間外れのような仕打ちをする家はいくらでもありますから、そういうところに正当性を与えた可能性っていうのは考えなかったのでしょうかね?
目に見えないことの話って証明できないと同時に反証もできないから、そういうのを語る人ってけっこう好き勝手こと言ってるなって思う時があります。
後で考えればつじつまの合わないことや、心の問題を扱うくせに、どこか他者の心をないがしろにしているようなところを感じる表現もたまにみかけます。
それらの天体や星座の本質はやはり「溺れる」ということ。
溺れるという精神状態にに批判精神は存在しません。
ひっくり返して考えれば、話の主は救われても別の誰かを虐めていたり、貶めていたりするようなストーリーを何の疑問もなく受け入れてしまう危険性があります。
私の場合、水星座に天体が多いせいかスピリチュアル関係の話は好きなのだが、同時に魚座に批判の星土星があります。
さらに対極の位置にある批判精神の塊の乙女座には天王星と冥王星があり、しかもそれがカルミナートしている、そのせいか、そういう話をよんでも、ちょっと待って、と、いちゃもんつけたくなる時があるのでしょうね。
こちらは自身のホロスコープに基づく転生の話です。
よろしければ一緒にお読みくださいませ。
それではまた<(_ _)>。