みーしゃの月と星がたり

知識のない人でも楽しめる占星術エッセイめざします

織田信長も見た(かもしれない?)惑星食をともなう皆既月食、だけど…?

明日の2022年11月8日は皆既月食です。

 

今回の月食は月が地球の陰に隠れるだけでなく、惑星(天王星)も一緒に隠される惑星食も一緒に怒るということで非常にレアな天体ショーとなります。

こちらは当時の皆既月食&惑星食の記事になります。

mishablnc.hateblo.jp

 

惑星食を伴う皆既月食が前回日本で見られたのは442年前の1580年で、本能寺の変織田信長が討たれる2年前のことです。

信長も見たかも?なんていわれる月食ですが、その日のホロスコープを出してみると、あれれ?ってことになりました。

 

どの記事を調べてもね、「1580年7月26日」になっているのだけど、その日って、月食の条件となる満月にもなっていない…?

西洋暦に直さなきゃならないのかしら?

と、思って、和暦計算サイト(無料)で直したら9月10日になったけど、その日でも満月ではなかったのですよ?

どうなってるの???

記録の間違いですかね?他に資料がなかったので仕方なく、この日付の月の満月の日を割り出してホロスコープを作ってみました。

満月だけでは月食や日食は起きず、それに黄道占星術ではドラゴンライン(ドラゴンヘッドとテイルの軸)というのが重ならなければ置きません。無料のホロスコープ作成サイトでは、さすがに400年以上前のドラゴンヘッドなどの位置までは割り出してくれないので、おおざっぱですが自力で計算しましたよ。

 

ドラゴンヘッドが太陽系を一周するのは約18・6年。

18・6×20=372 

372+1580=1952

なので、西暦1952年のドラゴンヘッドの位置を見てみました。

ドンピシャ水瓶座だったので、若干の誤差はあるだろうけど、たぶんこの日だったのじゃないかな(8月5日)ということで割り出した日で作ったホロスコープがこちらです。

 

 

満月の座相、太陽と月のオポジション

太陽側には水星、月側には土星天王星が合となっております。

この時の惑星食は土星食だったのですが、天王星も横にありますね。ただしこの時代にはまだ天王星は「発見」されていませんでした。

 

安定を表す土星と改革を表す天王星アスペクトは、社会体制を大きく揺るがすことになるアスペクトです。太陽は知性を表す水星と合で、合理的な考えに基づいた思考をします。ただ向かい合う太陽及び月、そしてそれに重なる天体もみな不動宮(獅子座&水瓶座)に入っているので、お互いの主張を譲らない感じはしますね。

しかも軍隊や攻撃力を表す火星が牡牛座に会って、オポジションの軸に90度でTスクエアをかけていますから、軍事的緊張はすごかったのでしょうね。

 

この2年後に本能寺の変が起きますが、その年は土星天王星の合は解消されていますが、代わりに天王星木星水瓶座で合となっております。ブレーキとして制限をかける土星の代わりに、拡大を司る木星が改革の星に合となっているので、時代の変革の嵐は加速度を増していったのでしょう。

 

明日起きる皆既月食及び惑星食も、牡牛座と蠍座の不動宮の星座の軸で起こりますし、来年には冥王星水瓶座入りしますので、戦国時代の末期同様、改革とそれに伴う衝突の激しさが世界的に繰り広げられるのかもしれませんね。

 

それではまた<(_ _)>。