1492年の今日10月12日はコロンブスがアメリカ大陸を発見した日です。
彼の航海のスポンサーとなったスペインのカタルーニャ地方では、コロンブスの塔なるものが観光名所となっていますが、アメリカでは先住民虐殺の歴史の象徴として、近年コロンブスの像の破壊が相次いでいます。
10月12日にちなんで、アメリカではこれまでずっと10月の第二月曜日を「コロンブスデー」と定めていました。
しかし、最近ではいくつかの州がその名称をやめて「先住民の日」と定めているところもあります。
コロンブスのアメリカ大陸到達は、確かに大航海時代の幕開けでもあります。
だが同時に非ヨーロッパ諸国への侵略と植民地支配の始まりであり、各地の先住民にとっては長い苦しみの始まりであり、いまだにその非人道的な所業の被害は償われていないともいえるでしょう。
1492年10月12日、アメリカ大陸「発見」のホロスコープを見てみましょう。
太陽は天秤座、侵略性を表す火星(獅子座)や地道な努力(水瓶座)を表す土星がそれぞれゆるい吉座相。
特徴的に思えるのは蠍座の水星と冥王星が合となっていることです。
もともと物事を徹底的に追及する性質の蠍座に、好奇心を表す水星と限界を超える冥王星が合です。その底なしの好奇心の果ての大航海がアメリカ大陸「発見」につながったということでしょうか。
その二つの天体が獅子座の木星とスクエア(90度)の凶座相。
限界を知らぬ拡大、すなわち侵略を現わしているとも見れます。
魚座の月とトライン(120度)で人々から歓迎される「発見」となりますが、その人々(大衆)の中に先住民は入ってなかったのでしょう。そもそも当時の欧州の人間は、有色人種を同じ人間として見なしてなかったのですからね。
こちらは大航海時代に関連する記事です。
よろしければこれもお読みくださいませ。
大航海や海賊というと美化されることも多いけど、相手の土地を収奪する負の側面の方が色濃く残っているのは紛れもない事実ですね。
美化するのはたいがいにしたほうがいいかも。
『ワンピース』など海賊漫画は確かに面白いけどね。
それではまた<(_ _)>。