みーしゃの月と星がたり

知識のない人でも楽しめる占星術エッセイめざします

虎杖悠仁ホロスコープ鑑定【呪術廻戦アニメ再放送記念】

今回は『呪術廻戦』の主人公虎杖悠仁の鑑定です。

 

 

虎杖悠仁ホロスコープ

昨今の漫画の登場人物は誕生日もきっちり設定されていて面白いと、記事に書いたことがあります。その中でも月日のみならず、リアルな時間軸と連動して生年まできっちり設定されている漫画もあります。

ブログ主が知っている限りですと『宇宙兄弟』や『呪術廻戦』がそうですね。

宇宙兄弟は、ドーハの悲劇とか野茂のノーヒットノーランの日と理由ははっきりしているけど、呪術廻戦はどうなのかな?

やっぱり決める時に占星術をやっている人の助言とかも取り入れたのかな?

それを私が鑑定しちゃっていいのだろうか?という一抹の不安もありましたが、やはり鑑定してみたいのでホロスコープ作ってみました。

太陽(公的な顔、人生模様)の座相

虎杖悠仁2003年3月20日生まれ。

どっちかな?と思っていたけど、ギリギリ魚座なのですね。

 

各星座の最終度数は「涙の度数」と言われています。

次の星座に移行するためには、今までの星座のテーマを吐き出してしまわなければなりません。

サビアン占術という、各度数にそれぞれイメージが付与されている占星術があるのですが、それによると「涙の度数」と呼ばれる最終度数は、その星座を皮肉るようなイメージがあてはめられています。

そして魚座の最終度数というのは、魚座のみならず12星座全てを廻った最終の度数。

魚座で自らの魂の輪郭も失った境地から、再び新たに牡羊座からの輪廻の道を巡るためにロケットのように飛び出す直前の状態なのです。

 

その魚座最終度数の太陽と水星がコンジャンクション(0度)。

この二つの天体の合は知的な常識人であることが多いです。

それらが、射手座の冥王星と双子座の土星オポジション(180度)というけっこう深刻な天体の衝突に、90度の角度を取ってTスクエアとなっております。

若いころから身内と言えば祖父だけで、いきなり死刑宣告されたり、いろいろと波乱万丈な身の上を表してはいますね。

 

太陽についてはオーブを狭くとれば、冥王星土星と凶座相を取っているとはいえず、注意すべきは、それにトランジットの天体が絡むときだけぐらいに考えても良いかもしれません。

 

月(呪力の源の感情)の座相

呪力とは何ぞや?と聞かれると、作中では「人の負の感情」といわれていました。

人の心のベースである感情を表すのは月ですが、悠仁ホロスコープを見ると月がソフトアスペクトのみです。

 

先ほども言った冥王星土星オポジション(180度)に、天秤座の月と水瓶座の金星が、それぞれ120+60度の調整の座相をとり、その4天体がカイトという座相を形作っています。

これは同じエレメンツの三つの天体から形作られるグランドトラインの一角に、180度に対向している天体が一つあり、さらにトラインの別の二つの天体が60度の吉角を取って、ホロスコープ上に凧(カイト)のような形を描くことを言います。

グランドトラインの安定性にオポジションの緊張が加わり、結果として天体同士のエネルギーが活性化するのです。

 

カイトというエネルギーの強い座相があることから感情の総量は大きいものの、月にハードな角度をとる天体が一つもないので、基本的には負の感情を抱きにくい人、悪く言えば「おめでたい人」ということになります。

 

負の反対の正の感情、例えば「人を助けたい」という思いでも、うまくいかなければ「悔しい」とか、プラスから芽生えたマイナスの思いが出ないこともないでしょう。

たしかその感情のエネルギー(呪力)をいかに効率よく使うか、つまり負の感情が少なくても、省エネ家電の如く効率よく利用すること肝心なのが「呪術」でしたね。

 

ネイタル月にトランジット冥王星

生まれた時のネイタルの座相ではソフトばかりの悠仁の月の座相です。

しかし彼が宿儺の指を飲み込み、呪術高専に入学した2018年というのは、山羊座冥王星がちょうど悠仁の天秤座の月にスクエア(90度)の角度を取ってプレッシャーをかけている時期です。

何度もラスボス破壊大魔王と称して説明した冥王星の破壊力は、進行によってハードな角度をとるときも侮れないものがあります。ポジティブな感情しか持ち合わせてないような悠仁も、負の感情を抱かざるを得ない境地にこの時期ばかりはならざるを得ないのでしょうね。

うまく設定されているなあ、やっぱり占星術の専門家が助言している?

あくまでブログ主の推測ですが。

 

目に見えない力を表すハウス

キャラの先天的素質や後天的な努力で身に着ける、目に見えないエネルギーで闘う設定というのは漫画ではよくみられます。

HUNTER×HUNTER』では、それを「念」と言っていました。

『ワンピース』では「覇気」。

ドラゴンボール』の「かめはめ波」や「元気玉」などもそれに入れていいのかな。

『呪術廻戦』の「呪力」や「呪術」もそれにあてはまるでしょう。

各キャラによってポテンシャルや特徴が異なるのが物語の面白さになっています。

 

基本的に目に見えない力が現れるのは8室と12室です。

ここに天体が多くあると、リアルでは「霊感」とか「第六感」と言われる力が強くなりやすいです。

生まれた時間と場所が分かれば、各天体が入るハウスが計算できるのでそこから資質や特徴を割り出すこともできるのですが、そこは想像で楽しむほかはないですね。

 

それではまた<(_ _)>。