みーしゃの月と星がたり

知識のない人でも楽しめる占星術エッセイめざします

第二次世界大戦がはじまった日のホロスコープ

今回は「第二次世界大戦」の始まりと定められている日のホロスコープを検証していきます。

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ロシアのプーチンウクライナの侵攻があってから「第三次世界大戦」がツイッターのトレンドに上がっていました。

昨日と今日で生活が急に変わるわけでもないが明らかに世界の流れが変わり、いずれ自分たちの生活や運命にも影響を及ぼしかねない日。

過去のそんな日付から何か見えてくることはあるでしょうか?

 

第二次世界大戦の始まりの日

なぜか幸運のグランドトライン

第二次世界大戦の始まりはドイツのポーランド侵攻があった1939年9月1日とされています。

 

東経北緯はポーランドの位置に合わせてホロスコープを作成しています

起こったのが早朝という話なので暫定的に朝の8時としていますが、このへんの時間帯ですと、個人なら冥王星が1室という自分本位の世渡りをしがちという象意があるので当たっているでしょう。

問題の冥王星は獅子座にあり牡牛座の土星とスクエア(90度)です。

 

驚いたのは大吉ともいえるグランドトラインが土の星座にて形作られていることです。

 

グランドトラインとはエレメントが共通する三つの星座でホロスコープ上に正三角形をえがく座相を言います。

「火土風水」それぞれのエレメンツが共通する星座同士は、人同士なら相性がよく、天体同士ならエネルギーが調和的で物事がスムーズにいくことを表します。

この日付のホロスコープでは牡牛座の天王星・乙女座の海王星山羊座の火星で三角形が作られています。

これはどういうことでしょう?

 

さかのぼってオーストリア併合の日

少しさかのぼって、その一年前の1938年3月12日のオーストリア併合の日のホロスコープも調べてみたところ、こちらの方がキナ臭いというか不穏な感じです。

 



太陽が魚座で水星や金星もステリウム、さらに牡羊座土星もそれに続いています。これらに乙女座の海王星オポジション、あらぬ幻想が膨れ上がっていく様相です。

戦争を表す牡羊座の火星は郷土愛や愛国心を表す蟹座の冥王星とスクエアです。

この緊張関係に国民を表す月が冥王星側に寄り添っていて、力で無理やり隣国を併合していく蛮行に対して、国民が支持していることがうかがえます。

もともとドイツとオーストリアは同じドイツ語を使う同一民族で、兄弟関係にあると言っても差し支えない国同士です。

なんだかどこかで聞いたような関係ですね。

昔はヨーロッパの大半をおさめていた多民族国家ハプスブルク家帝国が、各民族の独立運動で疲弊し力が衰えた後、同一民族のドイツと一緒になろうと主張する勢力も現れ、それに乗じた形での併合でした。それがうまくいったことがさらなる侵略を引き起こすこととなったのです。

第二次世界大戦のきっかけとなったポーランド侵攻です。

 

星の象意やエネルギーに良い悪いはない

以前ドーピング問題の渦中にあるワリエワ選手のホロスコープを見た時、記事には書いてませんが、同じく疑惑の目を向けられているコーチのエテリ・トゥトベリーゼのホロスコープも検証してみました。

報道されている通りの人物ならば、どれだけ厳格で冷酷な座相が表れているかと思いきや、結果は真逆でした。

 

 

太陽・水星・月が魚座にあり非常に慈悲深いパーソナリティです。

そして双子座の土星・天秤座の天王星水瓶座木星で風のグランドトラインを形成。

 

星の象意やエネルギーそのものに良い悪いはありません。

それが激しく社会に摩擦を起こす形で現れるか、調和的に現れるか、の違いだけです。

 

すぐれた知性を表す風のグランドトラインは、科学的な視点から少女たちを鍛え上げるのに役立ったのでしょう。ロシアの現状を考えると、たとえ十代中頃がピークがきて終了しても、メダルさえとればその後は勝ち組人生が約束されているので、一人で多くの少女たちをそうさせてあげたいという彼女なりの慈悲の形だったのかもしれません。

ロシアという国の内情からすれば、エテリコーチはホロスコープ上の「吉(良い)」といえる象意を立派に体現していたのです。

それが世界共通のルールや、メダルだけに価値を置かないフィギュアスケートを愛する者の目線からすれば「悪かった」というだけで。

 

(あと太陽と火星のハードが短気さを、月と冥王星のハードが感情を爆発させ、身近な人に対してといえど、言ってはいけないことを言ったり、やってはいけないことをやらかす性格を表しているので、そこらへんいろいろ言われるかな。)

 

ワリエワの記事です、よろしければこちらもお読みください。

michatetoile.hateblo.jp

 

再び第二次世界大戦勃発について

話がロシアのエテリコーチのことにそれましたが、言いたかったのは、「良い」か「悪い」かはあくまでその時代、その国に生きている人たちの判断によるもので、それが変われば意味が逆転することもあるということです。

星のエネルギーは天体同士で摩擦を起こすか、スムーズに事を進めるか、というだけのことです。

大戦勃発時の戦争をつかさどる火星を含めた土のグランドトラインは、土だけに誰かの「領土拡張」の欲求にこたえてスムーズに事を進めさせた、本来「大吉」とされるグランドトラインも状況によっては、皮肉にもこんな働きをすることもあるのですね。

 

先日のウクライナの侵攻の日も火星と冥王星の合(0度)という不穏な様相がありますが、それを魚座海王星が夢想を広げて物事をスムーズに動かしていっています。

緊張というのであればむしろ、2014年のクリミア侵攻の時の方が、山羊座冥王星・蟹座の木星牡羊座天王星が活動級のTスクエアを形成していて、目に見える形で摩擦が起きることを示しています。

 

その後はどうなっていくのだろうか?ということに関しては、ことの経緯を見守りながらまた様々な角度から検証していきます。

 

それではまた<(_ _)>。