みーしゃの月と星がたり

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魚座が強くないし強くなりたいとも思ってないわけは?【十二星座の輪廻】

前回の記事で魚座はやさしいが強くないし、強くなりたいとも思っていない星座だと書きました。

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それを語るためには、十二星座の発達段階を説明する方がいいでしょう。

 

 

十二星座の輪廻

十二星座の流れは人の一生における精神の発達と似ています。

  1. 牡羊座(I am)ー生まれたての赤ん坊のような状態。自分が何者かまだわかっていない。
  2. 牡牛座(I have)ー五感を使って世界を探る状態。自らの資質を知る。
  3. 双子座(I Think)ー知的好奇心をもってこの世のことを知りたいと思う状態、おしゃべりが活発になる。
  4. 蟹座(I feel)ー自分が属する共同体の中で活発に交流していく状態、共感性が発達する。
  5. 獅子座(I will)ー集団の中で自分の存在をアピールする状態。他とは違う自分を強く意識する。
  6. 乙女座(I analyze)ー目立つだけでなく役に立つ自分を構築していく状態。職能が発達する。
  7. 天秤座(I balance)ー「他者の目に映る自分」を意識し整えていく状態。客観性は発達するが自分の意思は希薄になる。
  8. 蠍座(Idesire)ー他者と深くかかわることで自分を変えていく状態。これはと決めた存在に徹底的にかかわる。
  9. 射手座(I understand)ー世界の多様性を意識しそれを楽しみ競い合いたいと思う状態。哲学的な思考が高まってくる。
  10. 山羊座(I use)ー自らの役割を果たし頂点を目指す状態。社会的ステイタスや権能は最高度に高まる。
  11. 水瓶座(I know)ー特定の場所や時代に縛られたルールを無視し、普遍的な個人を目指す状態。ここで人としての成長は完成を迎える。
  12. 魚座I believe)ー個人としての完成を終えた後、再び魂だけに戻る状態。個人としての感覚もあいまいになる。

そしてまた牡羊座の段階にもどり、人としての成長の旅路を続けることになります。

 

十二星座はぐるっと一回りして再び牡羊座に戻るとき、前の牡羊座よりも一段階上の牡羊座となっており、いわば螺旋階段上に廻りながら成長を続けるのです。

 

魚座は弱くない、侮辱するな

十二星座の流れを一通り説明いたしましたが、魚座というのはいわば魂だけの状態でいるような星座、つまり軸足を「現世」においていないといえるのです。

 

故に現世的な価値観で語られる、権力や財力、あるいは肉体的な強さ、など、そういったものを欲する気持ちが、他の星座に比べて希薄になってきます。

 

そんな魚座が「頑張る」には利他的な動機が有効と言われています。

自分と他人との境界が薄い星座なので、他人の苦痛を自分事のように感じる感性があるのが魚座

 

そして、ここから先は、私見です。

そもそも「強い人」と「強い立場に立っている人」は違います。

また「弱い人」と「弱い立場に立たされている人」も違います。

 

政治家や著名人など、いわゆる「強い立場に立っている人」が私生活での人を人とも思わない所業を暴かれ、立場や特権を失う危険に陥ったとき、見え透いた言い訳をしたり、見苦しくうろたえたりなど人間的に「弱い」様を見せられることはよくあります。

 

現世的な価値観で目に見える「強さ」と、魂そのものに軸足を置く「強さ」には、大きな隔たりがあり一致することはまれなのかもしれません。

 

魚座を現世的価値観に基づいて「強くない」などと言えば、人が等しくいずれは返るたましいの世界から、

魚座は弱くない、侮辱するな!」

と、鬼滅の刃の煉獄さんがおっしゃったようなお叱りを受けるかもしれませんね💦。

 

それではまた<(_ _)>。