アスペクトとは天体同士、あるいは天体と重要な感受点やラインが形成する角度のことを言います。
ホロスコープを読むにあたって重要な角度。
いわゆるアスペクト（座相）を説明していきましょう。
各種アスペクト
コンジャンクション（０度）
天体同士がほぼ同じ位置で重なっているのを「合」あるいは「コンジャンクション」といいます。
これは互いの天体と入っている星座の性質を強め合い、吉凶混合の座相です。
オポジション（１８０度）
天体が真反対に向かい合っている座相を「衝」あるいは「オポジション」といいます。
１８０度で向かい合っている星座同士は共通のテーマをもっていながら、それに対して対照的なやり方でアプローチしていきます。
１８０度で向かい合っている星座とそのテーマは以下の通り、
同じテーマを持ちながら、それを違う態度で追及する星座同士は反発しながらもひかれあう間柄にあり、アスペクトにおいては凶座相とされています。
スクエア（９０度）
天体の角度が９０度の角度を作っているのを「スクエア」といいます。
オポジションと同じく強い葛藤をもたらすもので、基本的には凶座相とされています。
トライン（１２０度）とセキスタイル（６０度）
天体同士が１２０度、あるいは６０度の角度は調和的な角度とされ吉座相となります。
特にトラインは火・土・風・水の星座同士で同じエレメンツで形成されることが多いので、天体同士のエネルギーの交換がスムーズです。
オーブについて
オーブとは天体同士がアスペクト（角度）を作る上においての誤差の範囲のことです。
基本的にオーブが小さいほど、つまりピッタリの数字で角度を形成しているほど、その効果は高いと言われます。
オーブの取り方は占者によっても考えが異なりますが、一般的に上記のメジャーアスペクトだと５～６度、１５０度などのマイナーアスペクトだと１度。
ライツと呼ばれる太陽や月の場合はもう少し広くとることもあります。
複合アスペクト
グランドトライン
３個以上の天体がそれぞれトライン（１２０度）となり、ホロスコープ上で三角形をつくっていることを言います。
それぞれ火・土・風・水同士の星座で形作られるため調和的でそれぞれのエレメンツの能力を強化します。
グランドクロス
４個以上の天体がそれぞれスクエア（９０度）をつくりホロスコープ上で十字形を作ることを言います。
相性が悪いもの同士とされる「活動・不動・柔軟」の四つの星座が座相を形作るため、葛藤の多い困難に満ちた人生となりますが、それに耐えうる強う精神力を有すれば調和的な座相のみではなしえない大きな成果を上げることもできるでしょう。
Ｔスクエア
オポジション（１８０度）にスクエア（９０度）が一つ、ホロスコープ上で直角三角を形作っている座相です。
グランドクロスと同じく葛藤の多い座相です。
ヨッド
三つの天体が１５０度・１５０度・６０度で三角形を形作る座相です。
１５０度は単体ならマイナーアスペクトに分類され、オーブも狭く、なかなか形作られる座相ではありません。１５０度は「訓練」「修行」を意味し、二つの天体から１５０度を形作られている天体の目的に向かって、宿命的に努力させられる座相です。
アスペクトについてその他
アスペクトについて吉や凶という言葉を使うと、吉座相の方が良いように見えますが、単純にそうとばかりは言えません。
吉座相はソフトアスペクト、凶座相はハードアスペクトとも言われ、ソフトは調和的で穏やかだがその分社会に打ち出すエネルギーはハードより小さいところがあり、社会的に活躍していくためにはハードの強いエネルギーを使いこなせる人間の方が名を挙げていることも多くあるのです。
それではまた<(_ _)>。
